北方町文化財観光マップ
【8】美濃派俳諧水上道場跡
所在地 | 北方町北方1553-1(西運寺) |
指定種別 | 県指定 史跡 |
年代 | 1807年(文化4年) |
指定年月日 | 昭31.3.28 |
芭蕉の正風を継いだ美濃派俳諧獅子門第三世盧元坊、第四世五竹坊は西運寺西北部に草庵を建てて子弟の指導に当った。 そして境内に道統歴代の名を刻んだ石の連塔を建て、正風俳諧句吟の道場をつくろうとしたが生前にはその志はならず、文化4年(1807)第七世古梁坊の時になり、五竹坊の素志は成就した。 卵塔はもと境内の西方に、草庵は西北にあったが、濃尾震災で諸堂は大破し、明治33年(1900)現在位置に整備された。 |
美濃派俳諧とその作法
指定種別 | 町指定 無形文化財 |
指定年月日 | 昭33.11.20 |
短歌の上句(五七五)と下の句(七七)を別個の人が作句して、むしろ二人で応酬するかのような態度で詠み続けていく連歌のうち、滑稽なものを俳諧の連歌といったが、後に芭蕉翁が正風体俳諧を鼓吹して、蕉門十哲の一人である各務支考がこの一風を伝え、以後これを獅子門の俳諧と呼んでいる。 五十、百と長く句を連ねていくが、隣接する二句の間だけで意味のつながりがあるものとされ、第三句目にはつながらない。むしろ、前二句とは全然離れた別の内容になるものがよいとされている。