北方町では総務省が示した「統一的な基準による地方公会計マニュアル」に準拠して財務書類を作成しています。
町では毎年、民間企業の決算書にあたる貸借対照表(バランスシート)、行政コスト計算書等を作成しています。
町に属する全ての会計や、一部事務組合のデータと連結した連結賃借対照表及び連結行政コスト計算書を説明します。
連結貸借対照表
平成30年度バランスシートグラフ
純資産比率 71.1%(前年度69.9%)
負債・純資産(=資産)に対する純資産の割合です。企業会計での自己資本比率に相当し、この割合が高いほど財政状態が健全であるといえます。自治体では一般的に、60%が標準といわれていることから、町の財政状態は健全な水準であるといえます。
社会資本形成将来世代負担比率 30.0%(前年度30.1%)
公共資産(将来の世代に引き継ぐ社会資本)の形成にあてた負債(地方債など将来世代の負担となる債務)の割合です。割合が低いほど将来の世代の負担が軽いことを表します。15%~40%が平均的な値といわれています。下水道事業特別会計で地方債の償還が進んだ結果、対前年度比で0.1ポイント低くなっています。
連結行政コスト計算書
行政コスト計算書は、その年度に行った行政活動のうち、学校教育や福祉サービスの提供といった行政サービスに係る経費が使用料・手数料、分担金・負担金・寄附金などの受益者負担等でどれだけ賄われたのかを見ることができる決算書類です。
社会保障給付費など移転支出的なコスト57%ですが、これは社会保障関連コストが多い、国民健康保険事業等の連結が影響しています。
経常行政コスト116億1,100万円に対して使用料等の経常収益は11億100万円、約9.5%です。
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