2022年9月(もはや「異常」気象なのか)
近年、地球温暖化などの影響で、予想を超える災害が地球規模で発生しています。今年の事例だけでも、5月にインドのアッサム地方で大雨による大規模な洪水が発生したり、7月にはオーストラリアのシドニーでも大雨による洪水が発生したりしています。国内でも6月にあっという間に梅雨明けしたと思ったら、すぐさま40度に迫る猛暑で熱射病になる人が続出し、その後また梅雨のような長雨に見舞われるという異常気象です。このままでは、四季折々の風情を楽しむ日本の文化が無くなってしまうのでないかと本気で心配になります。
その他にも、全国各地で頻発する地震や、「線状降水帯」の発生に伴う集中豪雨などの自然災害が発生しており、もはや「○○年に一度の災害」というフレーズも聞き慣れてしまいました。幸い当町は、昭和51年の9.12豪雨以来、大きな災害に見舞われることはありませんが、最近の状況を鑑みると、災害が少ない地域だからといって安心してばかりもいられません。いつどこでどのような災害が発生するか心配は尽きません。
これまでも折あるごとにお話ししていますが、大規模災害発生時に公共の力だけで、すべての皆さんの安全、安心を担保することは叶いません。いざというときには、ご近所で支え合い、助け合う「共助」や、自分や家族の身は自分で守る「自助」がとても重要です。
9月1日は「防災の日」です。この機会に「もう何回も聞いているよ」とか「うちは大丈夫だから」ということではなく、一年に一度くらいはご自身の家庭の防災対策を今一度点検していただきたいと思います。
・2021年度
・2020年度