2025年2月(SNSの功罪)
このところ、SNSが絡んだ事件やニュースを頻繁に見聞きするようになりました。例えば、巧妙な偽メールなどで個人情報を聞き出す「フィッシング詐欺」、匿名性の高いアプリを悪用して犯罪募集する「闇バイト」などですが、時には、こんな胡散臭い話に騙されるのか、と思うような事件もありました。
その中で、得体の知れない怖さや不安を感じた話題は、東京都や兵庫県の知事選挙関連のニュースです。東京では冷やかしまがいの候補者が乱立し、SNSでの誹謗中傷、妨害行為などが横行しました。兵庫では真偽不明の情報が拡散し、関係者への脅迫まがいの行為が問題視されました。SNSは「節度ある活用」が守られるならとても便利なツールですが、利便性の裏には常に危険が潜んでいることを忘れてはなりません。
さて、SNSには、自分が検索した情報と類似する情報が、自動的に表示される機能があるそうです。これは確かに便利ですが、例えば、偶然見た情報に一度は違和感を覚えたとしても、似たような情報が次々と出てきたら、最後には正しい情報だと誤解しかねません。このような事例がSNSを通して短期間に拡散されると、これまでの社会通念や社会的評価といったものまでが、一気にひっくり返ってしまう可能性もあるのです。
昨年、オーストラリアでは、16歳未満の子どものSNSを禁止するという法律が可決されました。精神的に未成熟な子どもたちを、危険が潜むSNSから守るという趣旨には一理ありますが、さすがに厳しすぎると賛否両論あったようです。難しい問題ですが、SNSはあくまで便利なツールとして活用するものであり、逆にSNSに振り回されることが無いよう、自分自身の価値観や判断力をしっかりと持つことが大切だと思います。
・2023年度
・2022年度
・2021年度
・2020年度