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町長の部屋
町長のつぶやき2023年度

2024年3月(ハラスメント問題)

このところ、某人気お笑いタレントのセクハラ疑惑が巷を騒がせています。真相は不明ですが、一部報道の内容が正しければ、もはやセクハラの範疇を超えて、悪質な性加害の事件です。社会的な影響も大きく、今後の経過を注視したいと思います。
さて近年、いわゆるハラスメント問題を耳にすることが増えました。様ざまなパターンがあり、例えばパワハラ、セクハラ、モラハラ、マタハラ、カスハラ、アカハラなどがあります。驚いたのは「ハラハラ」という行為です。他者からの適切な指導に対して「それはハラスメントだ!」と過剰に自己主張を行う嫌がらせのことで、「ハラスメント・ハラスメント」と表現するそうです。こうなると、ヘタに冗談も言えないよと、感じる方もいるのではないでしょうか。
当然ながら私も町長という立場上、普段からの会話には以前よりも気を遣うようになりました。昔の熱血ドラマのように、ワンマン上司が職員を叱り飛ばして、やりたい事業を強引に進めるようなやり方は、もはや別世界のお話です。
一般的なハラスメント対策としては、NGとなる「言葉」や「行動」を網羅したマニュアルを遵守することが大切です。しかし、実際にハラスメントが発生する職場は、そもそも人間関係に問題がある場合が多く、いくらマニュアルで行動制限しても根本的な解決にはならないようです。要は、変に構えることなく、普段から人と人とのつながりを意識して、円滑な人間関係を構築することが大切なのです。確かな信頼関係があれば、相手の言葉尻を捕らえて非難し合うようなことはないはずですから。