2024年6月(歩け歩け運動とDX)
先日(5月19日)、町民歩け歩け運動に参加しました。当日は、初夏の汗ばむ陽気の中、郡上八幡の風情ある城下町を散策しながら、皆さんと顔を合わせて交流を深めることができました。この町民歩け歩け運動は、近年参加者が増加傾向にあります。魅力あるイベントとして毎年工夫を凝らされる関係各位に、改めて感謝申し上げます。
さて、コロナ禍も一段落し、ようやく皆さんとマスク無しでお話できるようになりました。その一方で、少々皮肉な言い方ですが、コロナ禍で唯一良かった点は、結果的にDX推進が図られたことだと思います。いわゆるリモート会議が普及し、子どもたちも1人1台のタブレットを活用するようになるなど、諸外国と比べて遅れていたDX化がこの数年で急に進んだように思います。
そもそもDXとは、「デジタル技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革すること」を指します。しかし、私は常々、活気あるまちづくりのためには、みなさんの「つながり」を深めることが大切であると考えており、なるべく直接お会いしてお話することが一番だと思っています。いかに最新の機器を使っても、モニター越しの会話では、相手の目線や顔色の変化、息遣いの様子など、全体の雰囲気まではわからないのですから。
今後、否が応でも日本は人口減少社会になっていきます。労働人口が減る以上、DXによる省力化が必要不可欠であることは、理屈ではわかるのですが、何となく味気無さを感じるのも事実です。デジタル技術のみに偏らず、生身の人間らしさも残しつつ、というようなバランスのとれた社会が理想だと思うのですが、あなたはどう考えられますか。
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